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水無月
- 季節のお菓子
- 2020.06.13
6月30日の夏越の祓に向けて、外郎生地に大納言小豆をのせた「水無月」をお作りしています。
和三盆糖のやさしい甘さをお楽しみください。
夏越の祓は、新年から半年の間に受けた穢れを祓い、次の半年をまた新たな気持ちでスタートするための儀式です。
小豆の赤色には邪気を払う力があるとされ、三角形の形は「氷室の氷」を表しています。
昔、氷はとても貴重でしたので、氷に見立てた三角形の涼しげな形に、人々は涼を感じ取っていたといわれています。
不自由のない現代において、こうやって昔の風習をお菓子を通じて学ぶことは、とても意義のあることだと思います。
今恵まれていることに感謝し、昔の人の知恵や工夫を敬う。
日々の中に学びがたくさんあることに気づきます。